パネルシアターの仕掛け(キャップ)

キャップ（袋貼り）

　「貼り合わせ」と「ポケット」の中間のような仕掛けで、帽子やビンのフタ（キャップ）などの他、花瓶やお皿など

物を容れる容器などにも使います。

　差し込み口となる部分を除き、貼り合わせる絵人形の外周部分をボンドで接着します。貼りしろは絵人形に

よって違ってきますが、画像のような帽子の場合には数ミリ程度です。ボンドで接着する代わりに、針と糸で

縫うという方法もありますが、ボンドで接着したほうが仕上がりがキレイです。

　しかし、『すてきな帽子屋さん』のおじさんや『カレーライス』での塩のビンなど、土台となるほうの絵人形を

手に持って演じたり、『大きな大根』のおじいさんのように、貼っておいた絵人形を裏返したりする場面がない

のであれば、わざわざこの仕掛けを作る必要はありません。

　パネルボード上であれば、帽子を脱いだりフタを取ったりする場合でも、単に片面だけを描いた帽子やフタを

別に作って重ねて貼れば問題ないからです。